わした村
「大里村」で毎年行われる
「うふざとヌ ムーチーさい」
今回で第8回を迎えました
「ムーチー」とは「おもち」のコトなのですが
普通の「おもち」とちと違うのであります
「ムーチーの由来」
昔、首里金城に兄妹がおりました。
兄は大里の洞窟を住家として暮らし、夜は村人の家畜を
襲って食べたりして、鬼のような人間と化してしまいました。
そんなある日、妹が兄の素性を知り、鉄釘や瓦入りのムーチーを
食べさせ兄を退治しました。
ちょうどその日が旧暦12月8日のことでした。
それ以来、その日を厄払いの日として定め、
子供の健康祈願・無病息災を願いムーチーを作って食べる風習が
生まれました。
今日でも各家庭で作られ、特に赤ちゃんが誕生して最初に迎える
ムーチーの日を「初ムーチー」といいます。
小さい頃から家で毎年食していたムーチー
このような由来や意味があるということを詳しく知ったのは
大人になってから!
まさかワタシが生まれた「大里村」が発祥の地だったとは!!です^^;
ってなワケで今更感も否めないのですが行って来ました~
今回は写真メインでご紹介~♪
会場は大里村の高台にある『大里城址公園広場』
お客さんは、う~ん何人くらい来てるんだろ?新聞見よっと
この鍋がなんてったってスゴイんですよっ
ギネス公認の鍋なんすからっ(多分そうだったはず^^;)
写真の文字、見づらくなってますが
鍋の大きさ
直径・・・3.25m
深さ・・・・・0.7m
重量・・・900kg
そりゃクレーンも登場いたしますわね^^
午前中のメインになるムーチーは
「カーサムーチー」という月桃の葉で包まれたお餅
鍋で蒸されている間中、月桃の香りが漂っておりましたよ~
一度で500個くらい蒸せるらしいです(すごっ)
ムーチーを作っている様子です
そうそう!ムーチーってたくさん作るときには
タライを使うのよね~^^
茶色のムーチーは黒糖味ですねー
子供達はこんな体験ができたり^^
黒糖作りを熱心に見ていたからか
さとうきびジュースをいただいたり(おじさんありがとう)
ちなみにこのジュースとなりで50円で販売してた^^;
すんません、タダ飲みしちゃって;^_^A
でも久しぶりにさとうきび味わって懐かしく思いましたよ~
ムーチー家(ムーチーヤー)
ムーチー家はムーチーの日の晩に、部落内のサーター家(製糖工場)や
遊び場で若者が集い、茅葺の小屋を作り、その中でイモやニワトリを
焼いて食べました。
その小屋のことを「ムーチー家」と呼んでいます。
最後には、小屋に火をつけ五穀豊穣や無病息災を祈願するとともに
火の用心の意味も含め「ホーハイ、ホーハイ」と呼びながら
水をかけて火を消す行事がありました。
蒸しあがったカーサムーチーを購入し食べました
子供ではないけれど健康祈願・無病息災、効果あるかしら?!
一番右のお餅はよもぎ餅で中には油味噌
お餅がとてもやわらかくて油味噌との相性も二重丸!
思わず3個食べちゃって反省・・・
午後のメインはギネス記録に挑戦している
「特大健康ムーチー」
残念ながら見ることはできませんでしたが
来年の楽しみに残しておくことにします♪
いやぁ、でもほんと行って良かったです
なぜ今年「絶対に」行っておきたかったのかはまた今度^^
祭りを企画・運営された皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました
注:記事中のムーチー、ムーチー家については
配布されていた資料からの引用です
おまけ
やかんが置かれてます^^
ムーチーにはやっぱりさんぴん茶?
思わず写しちゃいました☆