母ちゃんありがとう

うりずん

2005年05月08日 23:58

生まれてこのかた母親を「お母さん」と呼んだ事がない
うちは「かあちゃん」である
最近は「おかあ」と呼ぶこともあるが^^;

子供の頃、母の日の作文を書くのがあまり好きではなかった
いつも「かあちゃん、かあちゃん」と呼んでいるのに
作文には「私のお母さん」と書いた
なんだか「かあちゃん」と素直に書けなかった
みんなが「お母さん」と呼んでいるから
自分だけ「かあちゃん」と言うのは
きっと恥ずかしいことだと思ったのだろう
「お母さん」と書いていくとどんどん
「かあちゃん」とは別人になっていくように感じた
なかなか感情移入ができずに
まるで誰か作文の上手な人の真似をしているような文だった
些細でたいしたことではないのかもしれない
ワタシのお母さんは「かあちゃん」なのだから
たかだか呼び方の違いじゃないかと・・・
今ならもっと気持ちを素直に表せる
作文を書くことができるのだろうか


姉から電話があったので聞いてみた
「今日の母の日、何かあげたの?」
「準備できてなかったから、掃除してあげたよ。ははは」
「はぁ?!何もあげずに掃除だけ?なんじゃそりゃ」
と、言いつつも思った



物をプレゼントするだけが感謝の気持ちを表すことじゃない



ワタシは何を買ってあげようか、予算はどれだけにしようか・・・
そんなことしか考えてなかったんだ
昔、肩たたき券やお手伝い券、自分で描いた絵なんかあげたっけ
何をしてあげたらかあちゃんは喜ぶのかな 
そんな気持ち忘れてた
それが一番大事なことなのにね

近いうち実家に行こう
「いつもありがとう」なんてセリフは言えないけど
これくらいなら言えるかな


「かあちゃん、たまには一緒に買い物にでも行かない?」