甥っこからの電話
「どもーっ!久しぶり。」
「おーっ!どうした?何かあったのー?」
「俺、今日入籍しました」
「ふーん、入籍・・・
に、にゅうせきぃぃ?!( ̄□ ̄;)!!
彼女と一緒に暮らすとかなんとか話は聞いていたが
そっか入籍したんだぁ
「おー、それはおめでとう!ん?今日は何か記念の日なのかい?」
「そうだよ。今日は大安で、日がいいからね」
「んー、にしても・・・もしや・・・お父さんになるの?」
「そう。父親になる」
「ふーん・・・
って、ちちおやぁぁぁ( ̄□ ̄;)!!!!」
「そっか、それはおめでとう!
じゃあ仕事も頑張らないといけないねぇ」
「ありがとう。もうやるしかないと思って頑張ってみるよ」
「そうだね。家族を支えなきゃいけないからねぇ。」
「父さんとまったく同じって感じだよ(笑)」
そうだ。ワタシの兄は20歳で彼の父親になった
甥っ子は今度の誕生日で21歳になる
ワタシと甥っ子は兄弟といってもおかしくないくらいの歳の差だ
その彼が父親である兄と同じように若くして父親になるという
彼が産まれた時のことを思い出した
生まれつき心臓が弱く、しかも穴が開いていた
大きな手術をうけたこともあり激しい運動はできなかった
そのほかにもいろんなことを我慢してきたことだろう
そんな彼が今は生まれてくる子供のために
仕事を一生懸命頑張るという
その報告を電話してくれたことがワタシはとても嬉しかった
「じゃ、男の子の名前考えててね。
女の子の名前は考えてあるからさ。」
「了解!まだどちらかわからないなら、楽しみだねぇ」
「今度遊びに行くよね。連れて行くよ。
それじゃ、また。」
「うん。報告してくれてありがとう。」
何だか、泣けてきた
幸せになってくれ、甥っ子よ
いろいろ大変なこともあると思うけれど
子供好きなキミのことだ、きっといいお父さんになるよ
今日はほんとにいい日でした